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筆者の友人「鵺村(ぬえむら)」が獄中から送ってくる手紙を公開
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みなさんは興味を持ち辛いかもしれないが、
東京拘置所の食事情について書こうと思う。
あのH江氏やM上氏、U草教授もそうだったろうか、
そんな著名人も食べていたであろう飯の話。
ここでは無料で朝昼夕の三食が出る。
留置所にいたときに「拘置所のメシはウマい」という噂があった。
とにかく、あたたかい、とのこと。
期待していたわけではないが、ここに来て、
最初の食事を出されたときには正直参った。
臭いのだ。
そのためほとんど食べられなかった。
私は苦手な食材というのは一切なく、小学生の頃、
給食を残したことも一度もないのだが、ズバ抜けてマズい料理や、
不衛生を思わせる臭い料理は食べずにやってきた。
なので当初、ここの料理は少し味見して、ほとんど捨てていた。
留置所や拘置所では“自弁”といって、自腹で弁当を買える。
私のいた留置所の自弁は、
世間一般でも大いに通用するような美味しくて立派なものだった。
それをイメージして拘置所の自弁の弁当を1週間分購入してみた。
ここでは、あらゆるものが、注文して数日後に届くシステムで、
弁当も事前にまとめて注文するのだ。
ほとんど食事せず、私は弁当が届く日を待った。
待ちに待った弁当初日、プラスチックの箱が2つ入ってきた。
小さい箱には白いご飯。
大きな箱にはおかず。
1食525円。
なんとこれが、とてもしょぼい弁当なのだ。
そして冷たくマズかった。
コンビニで1食250円で売り出しても、
おそらく買い手はほとんどないだろう。
仕方なく1週間弁当を食べ、
その後は無料で配当される食事を食うことにした。
慣れてしまえば、なんてことはなかった。
レパートリーが多くないのが残念だが、
栄養バランスも考えられたあたたかい食事だ。
前述の弁当よりは栄養バランスがよく、味も酷いわけじゃない。
学校の給食を少しグレードダウンさせ、レパートリーを控えめにした感じ、
と言えば伝わるだろうか。
1食300円だと売れなそうだが、200円なら売れそうだ。
とまあ、そんな感じの料理が昼、夕と出るのだが、朝は多くて、
薄味の味噌汁と、ご飯の友というべき一品が出る。
ちなみに飯は三食、あたたかい麦飯だ。
私にとっては最も質素と言える、そんな朝食が、昼夕よりうまい。
ご飯の友は、ふりかけ的なものが出ることが多いが、
週に2回、納豆が出る。
たまに謎の白いペースト状の美味いものも出る。
酒カスとワサビを思わせる味わいの、その謎のペーストが私は好きだ。
さらに私は、別途購入したチーズと七味唐辛子を
朝の味噌汁に必ず入れている。
それがまた美味い。
そんなわけで、私は東京拘置所の朝食を楽しんでいる。
また、ここではパン類、ようかん、せんべい、
チョコレート、キャラメル、ガムなどの菓子、
カップ麺、缶詰、調味料など、牛乳、野菜ジュース等のドリンクといった
気持ち100種類くらいの飲食物を購入することができる。
価格も品質も世間並みで、オーソドックスなものが多い。
私はそのうち、8割ほどを試しに購入したことがあるが、
前述の味噌汁に入れるチーズと七味だけは欠かせない。
私はそんなチーズと七味で、ある創作料理を編み出した。
作り方はチーズの上に限界まで七味を山盛りにする、それだけだ。
本来なら耐えられない辛さをチーズが優しく包んでくれる。
ちなみにチーズは、円形を6等分した例のアレだ。
七味の成分は、唐辛子、陳皮、黒胡麻、麻の実、
ケシの実、青のり、山椒の7種。
なんとも気になるラインナップだ。
あなたも試しに、チーズに七味を山盛り、いかがだろうか。

それではみんなー、元気いっぱいで、
明日もおいしく、ご飯を食べて、がんばるぞー!
脳が溶けてしまいそうだ…博士を…博士を呼べ…
水を…水をくれ…ゴクゴク…ウッ!ゴボボボ!

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