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2007年2月12日(月)
私は今、東京拘置所の独居房にいる。
ここに来て、はや8ヶ月になる。
当初は地獄のように思えたこの部屋も、今ではすっかり慣れてしまい
大きなストレスを感じることも少なくなった。
私は2006年3月に逮捕され、3ヶ月と少しを
警察署内の留置所で過ごし、2006年6月にここ、東京拘置所に
移監され、それから1週間ほどして懲役2年6月(求刑4年)の
実刑判決を受けた。
判決後、裁判所の控え室でコンクリートの壁に全力で何度も頭をぶつけた。
怒りと絶望に支配され、本気で頭を叩き割ろうとした。
高い所が苦手な私だが、あの日なら高層ビルから迷わず飛び降りただろう。
その日、頭を打った影響でその後の10日ほど、
頭がボーッとしていたものだ。
逮捕された当時、29歳だった私は、その頭がボーッとしている間に
ここ東京拘置所で30歳を迎えた。
その後、控訴を棄却され、現在上告中だ。
千に1つも、私の要求が通ることはないだろう。
近く、私はいずこかの刑務所に移ることになるはずだ。
私がこうして獄中から言葉を伝えようと思ったのは、
1つは自己の慰めのため。
私の事件は冤罪の要素がとても強く、こうして獄中で日々を過ごすことは
なんともやりきれないものがある。
なので、せめてこの体験を、何かの役に立てたいと考えた。
それと、時間だけはたっぷりあるこの独房で、8ヶ月ほど、
新聞をじっくり読み、様々な問題について考えた。
そして獄中というどん底とも言える環境に生きている私だからこそ
伝えられることがあると考えた。
同じ言葉でも、快適に暮らしている人が発するのと、
獄中から発するのでは、影響が違ってくると思うのだ。
要は、どん底の生活環境から世間に向かって、エールやら、
何やらを送りたい。
そんなわけで、拙い文章で恐縮だが、獄中から
思うがままに伝えていきたいと思う。
ハイ!それではみんなー、今日も明日も明るく
元気いっぱいでー、ワンツー、ワンツー
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人体模型と踊る老人…